「コールサック」(石炭袋)107号 2021年9月1日
定価:1,320円(送料込)
コールサック(石炭袋)107号 目次
詩歌の窓 金子兜太
扉詩 高柴三聞 天空の瞳
特集 福島浜通りの震災・原発文学フォーラム
開催要項
【開会の辞】森ミドリ/オープニングコンサート
【第一部】浜通りで体験した地震・原発事故を短詩型作家は
いかに書き続けているか
《パネリスト 齋藤貢・本田一弘・永瀬十悟/
コーディネーター 鈴木比佐雄》
【第二部】地震・原発事故をどんな観点で作家・ライター達は
書き続けているか
《パネリスト 桐野夏生・吉田千亜・玄侑宗久/
コーディネーター ドリアン助川》
【第三部】福島の教育現場でいかに震災文学・原発文学を教材
として教えるか
《パネリスト 髙橋正人・菜花美香・齋藤恵子/
コーディネーター 齋藤貢》
【閉会の辞】齋藤貢
詩 Ⅰ
末松努 見えぬものの是非
井上摩耶 シャボン/ボタン/ステップ
坂井一則 水/川
熊谷直樹 妖怪図鑑「覚(さとり)」
勝嶋啓太 妖怪図鑑「サトリ(覚)」
柏木咲哉 自由真剣運動/香取先公/石ころオレ
ンジ/心の花をしおらせるな/
ひこうき雲
懸田冬陽 旅の小径
日野笙子 路上ジャングル
福山重博 無題の腸詰7(六篇)
石川樹林 雨上がりの教室
方良里 DANCE/Mon chien
中原かな 心配なさるな
詩 Ⅱ
甘里君香 天国のジュース/たくさんの(ウソの)手
原詩夏至 その頃
佐々木淑子 少女の命/私はそれを忘れない
宮川達二 星月夜 ―小樽第三埠頭にて―
鈴木正一 非日常の 日常化
青柳晶子 かたりべ
山﨑夏代 ソラシド
貝塚津音魚 オリンピックは進軍ラッパ
坂本梧朗 犬にはワカルのだ
詩 Ⅲ
風守 電子ペット/オートマタ
狭間孝 禅寺川橋/淡路島鳴門みかん
酒井力 コロナの現実/積乱雲
佐野玲子 畏かしこまる心/『動植咸栄』
鈴木比佐雄 沖縄の産土
淺山泰美 のちの庭
植松晃一 晩夏雑詠 Ⅱ
髙橋宗司 律っちゃん/はみ出す花/哀しみ/歯
東梅洋子 うねり
外村文象 マイクを置いて Ⅱ/百三歳の詩人 五個荘町の家並み
水崎野里子 ありあけ
小山修一 ひーちゃん/空くうきょう経 ―一日一唱―/
手をつなぐ
久嶋信子 ひかりだま
杉本知政 問いかける
柏原充侍 あなたは一厘りんの花のように/もう一度
秋がやってくれば/天国の季節/車イ
スに乗るおばあさん/あかつきの朝/
絵本/生まれてきたんだ
座馬寛彦 川
俳句・短歌
俳句時評 鈴木光影 批評基準で俳句と芸術を考える
―正岡子規「俳諧大要」と高浜虚子
〈「玉藻」研究座談会〉
俳句 今宿節也 寒昴
松本高直 孤蝶
原詩夏至 レトルト
福山重博 賢者の夢
水崎野里子 夏雲に寄す
鈴木光影 光の穴
英訳俳句 ディヴィッド・クリーガー 冬(水崎野里子訳)
コールサック106号の俳句・短歌を読む
鈴木光影 俳句も短歌も読むことの自然さ
狂歌 高柴三聞 狂歌八首おまけの一首
(令和3年4月から6月頃まで)
短歌 たびあめした涼香 戦場のようだ
原詩夏至 アマビエ
水崎野里子 風土 和辻哲郎に
大城静子 闇の記憶/神鳴
福山重博 笛
座馬寛彦 真顔
エッセイ 原詩夏至 「わたし」の、そして「世界」のあとさき
短歌時評 座馬寛彦 言葉にできないものを詠う
評論・エッセイ
評論 永山絹枝 『近藤益雄を取り巻く詩人たち(一)』
江口季好・近藤益雄の平和道(その6)
―碑のように刻まれた―
星清彦 夭折した山形の女流詩人 その一
四季派の影響を受けた「日塔貞子」について③
鈴木比佐雄 沖縄の「孵でる精神」を引き継ぐ独創的な試み―おおしろ房句集『霊力の微粒子』に寄せて
鈴木比佐雄 若狭と越前への愛に満ちた詩篇
―恋坂通夫詩集『欠席届』に寄せて
エッセイ 中津攸子 万葉集を楽しむ 九 山上憶良
宮川達二 ノースランド・カフェの片隅で―文学&
紀行エッセイ 第二十九回 海棠の寺
―鎌倉の中原中也―
日野笙子 追憶の彼方から呼び覚ますもの
連載エッセイ2 二人のシモーヌ
―危機の女性たちへ今舞い降りよ
淺山泰美 大河ドラマという文化
鈴木正一 人生の備忘録
詩 Ⅳ
現代詩時評 原詩夏至 「挿図」と「展示空間」
詩誌評 植松晃一 和楽の韻を響かせて
詩集評 岡本勝人 連載 迷宮としての詩集(四) 「と」
と「そして」からの「テクスト」を読む
―模索する「現代詩」という迷宮(4)
小詩集 永山絹枝 『大連・旅順・瀋陽(二〇一〇年)
―日露戦争と満州事変の跡をたどる旅―』
高橋郁男 『風信』二十三
堀田京子 『明日は 我が身か(超高齢化社会)』七篇
石川啓 『秋日』五篇
成田廣彌 『マヒマヒカブリ』四篇と反歌五首
植木信子 『愛について』三篇
小説・創作
小説時評 宮川達二 連載第十五回 高見順私論―『死の淵
より』『闘病日記』を巡って―
小説 前田新 草莽伝 壮年期 1
葉山美玖 にがくてあまい午後(五)
創作 黄輝光一 私の頭が狂っているのでしょうか?
小説 國武浩之 見えない糸
書評
森有也句集『鉄線花』
秋澤夏斗 也有に倣う日々
宮﨑裕 森有也句集『鉄線花』を読む
今井正和歌論集『猛獣を宿す歌人達』
福山重博 あるいは「猛獣」という、ひとつのχエックス
松本高直 猛獣を呼び醒ます時評
中津攸子『仏教精神に学ぶ み仏の慈悲の光に生かされて』
古田恵 『み仏の慈悲の光に生かされて』を読む
秋山忠彌 『み仏の慈悲の光に生かされて』を読む
片岡昌一 『み仏の慈悲の光に生かされて』を読む
髙橋宗司詩集『大伴家持へのレクイエム』
池下和彦 さえずる雲雀のために
山﨑夏代 『大伴家持へのレクイエム』を読む
大城貞俊『多様性と再生力―沖縄戦後小説の現在と可能性』
崎浜慎 土地の記憶としての沖縄文学―
長嶺キミ詩集『静かな春』
近藤八重子 共鳴する 長嶺キミ詩集『静かな春』に寄せて
照井良平 家族愛の咲く詩集
声で伝える 鈴木文子朗読の会 編 合同詩集『心をみつめて』
速水晃 合同詩集『心をみつめて』をみつめる
吉田正人詩集・省察集『黒いピエロ 1969~2019』
山口泉 命の不可侵性を蔑するおぞましい国家で
「人間をやめな」かった詩人の生と思想
照井良平 『黒いピエロ 1969~2019』を読む
『証言・昭和の俳句 増補新装版』(黒田杏子 聞き手・編者)
対馬康子 プロフェッショナル
横澤放川 千空と兜太と
編集後記
鈴木光影
座馬寛彦
鈴木比佐雄
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